クルマの維持費を抑えるコツ:賢く管理して長く乗り続けるために

BrummBoooファシリテーターの松岡直紀です。今回は、関心度が高いテーマである「クルマの維持費を抑えるコツ」です。クルマを所有することは便利ですが、維持費の負担は決して軽くありません。適切な方法を知り実践することで、その負担を大幅に軽減することができます。本記事では、自動車保険、車検、燃料費などの主要な維持費項目について、賢明な管理方法を詳しく解説します。さらに、適切なメンテナンスを行いながらクルマを長く使い続けることが、結果的にトータルコストを抑える最良の方法であることを示していきます。

目次

  1. 自動車保険を賢く選ぶ
  2. 車検費用を抑える
  3. 燃料費を節約する
  4. メンテナンス費用を適切に管理する
  5. 駐車場費用を最適化する
  6. 長期的視点でクルマを選ぶ
  7. 適切なメンテナンスで長く乗り続ける
  8. まとめ

1.自動車保険を賢く選ぶ

自動車保険はクルマの維持費の大きな部分を占めます。保険料を抑えることで、年間の維持費を大幅に削減できます。自動車保険が何か分からないからといって言われたままで契約していませんか?内容をしっかりと理解して、無駄のない自動車保険を契約しましょう。

保険の種類を理解する

強制加入の自賠責保険と任意加入の自動車保険があります。任意保険は賢く選ぶことで保険料を抑えられます。自分自身のクルマ生活にマッチした自動車保険の契約にしていくことを目指しましょう。

複数の保険会社を比較する

一括見積もりサイトを利用して複数の保険会社を比較し、同じ補償内容でも安い保険料で契約できる可能性があります。ただし、大切なことは自分のクルマ生活にあった契約内容であることです。BrummBoooでは、この辺りの詳しい内容を回を改めて詳細をお伝えしてく予定です。

運転者条件を適切に設定する

運転者の年齢や条件を適切に設定することで、保険料を抑えることができます。ただし、運転する方に適用できないような保険内容だと意味がないので、しっかりと自分にあった条件にしましょう。

2.車検費用を抑える

車検は新車時から3年後、1回目車検以降は2年に一度受けることが義務付けられています。クルマを買った販売店やディーラーで車検を受ける、という固定概念に縛られず、他にも費用を抑える方法があるので賢く車検を通していきましょう。

車検場所を比較する

車検をどこに出したらいいのか見当がつかず、クルマを購入した販売店やクルマのメーカーのディーラーにお願いすることが多いかもしれません。しかし、一般的に自動車ディーラーは、他の車検専門店と比べて高額であることが多いので、適宜他の業者を見つけて利用しましょう。

必要な整備のみを行う

定期的にメンテナンスしていれば、車検の時だけに必要な箇所だけ整備して車検に通すことも可能です。具体的には、必要な見積もりを確認し、必要な整備のみを行ってください。その際、ご自身の信頼できる整備工場などがあると、どの箇所をメンテナンスしてきたかが相互理解があるので、コストも安くなる傾向にあると思います。車検時以外のメンテナンスは車検時にもコストに優位に働く良い例です。

ユーザー車検を検討する

手間がかかりますが、ご自身で車検を通すことも可能ですし、一番コストがかからない方法です。一般的に車検場の付近には、車検時に指摘される箇所を整備できる整備工場があることが多いので、車検を通すのは案外難しいものではないのです。

3.燃料費を節約する

燃料費は走行距離によって変動します。効率的な運転で節約できます。

エコドライブを心がける

急発進や急ブレーキを避け、適切な速度で走行します。急発進の繰り返しは燃料をたくさん使うことにつながりますし、急ブレーキはブレーキに必要以上の負担をかけます。マイルドな運転を心がけ、燃料やその他の消耗部品の消耗を遅らせましょう。ただし、必要以上のスローな発信やダラダラと停車するようなことは、周りのクルマのペースを乱してしまいますので、周りの交通に溶け込んだ無駄のない運転を心がけましょう。

給油方法を工夫する

会員割引やポイントカードを活用し、セルフ式ガソリンスタンドを利用することで費用を抑えることは可能です。なるべく、出先のガソリンスタンドを利用するのではなく、自宅近くの決まったガソリンスタンドを利用し続けることでポイントなどを貯めやすくしたり、特売日などをしっかりフォローするようにしましょう。また、常に燃料満タンにしておくのは、それだけ重いものを搭載しているのと同じです。クルマは重いだけで加速時に無駄な燃料を使いますし、減速時にもブレーキに負担がかかるのでブレーキパッドの減りにも影響します。

4.メンテナンス費用を適切に管理する

定期的なメンテナンスはクルマの寿命を延ばし、維持費を削減します。BrummBoooのコンセプトである「自分らしいクルマ生活を楽しむ」ためには、今あるクルマを大切に乗り続けることから始まります。定期的なメンテナンスは余計な出費ではなく、長期的に見た場合には、大きな故障を回避することで結果的にコストがやすくなる可能性があります。

定期点検を欠かさない

小さな問題を早期に発見してすぐに対処することは、大きな故障を防ぐことにつながります。事前に手を打つことでコストは断然安くなります。点検の基本は消耗品の定期的な交換です。エンジンオイルなど定期的に交換しておくことでエンジンへの負担が小さくなります。もちろんメンテナンスしなくてもクルマは走ってくれますが、結局は壊れる時期を早めてしまうことにつながります。

DIYメンテナンスを学ぶ

簡単な作業は自分で行うことで費用を抑えられます。クルマは自分で作業できる部分とそうでない部分がありますが、自分でできる部分は自分で行うことを心がけましょう。そうすることによって、自分のクルマへの愛着も出てきますので、クルマを長く保有するインセンティブにもなります。例えば、ワイパー交換やエアコンフィルターの交換などは自分で簡単に行えるものなので、チャレンジしてみましょう。

信頼できる整備工場を見つける

地域の信頼できる整備工場を利用することで費用を抑えられる可能性が高くなります。自動車ディーラーで対応してもらうのはもちろん非常に信頼度の高いメンテナンスではありますが、同時に高額でもあります。維持費を抑えていくには、地域の整備工場との友好な関係を維持しておくことが大切です。BrummBoooでは、独自の整備工場のネットワークを構築する予定ですので、そのネットワークをご活用ください。

5.駐車場費用を最適化する

都市部では駐車場費用が大きな部分を占めます。一度決めてしまったなかなか変更しないのが駐車場。この駐車場費用を賢い選択で抑えましょう。

周辺の駐車場を比較する

安価な駐車場を探し、使用頻度に応じて最適な選択をしてください。ただし、普通車の場合、車庫証明として規定された駐車場所が変わる場合は新しく車庫証明を取る必要があるので、注意が必要です。

6. 長期的視点でクルマを選ぶ

クルマの選び方が長期的な維持費に影響します。初期費用だけでなく、長期的な維持費にも影響を及ぼすクルマ選びについてみていきましょう。

自分が好きなブランドや車種を選ぶ

デザインが好きだとか、ブランドがかっこいいなどクルマを選ぶ際に情緒的な選択は非常に重要です。そのようなクルマを選ぶことで結果的に長期保有に対するインセンティブが働くので、長くメンテナンスしながら乗ることが苦にならなくなります。このことは結果的に無駄な買い替えを抑制できることにつながります。

中古車の選択も検討する

自分らしいクルマを中古車市場から選んできて大切に乗る続けることはこれからの時代に求められる自動車保有の姿勢だと、BrummBoooは考えています。特に、状態の良い中古車を選び、自分自身でメンテナンスし、時にはアップグレードしながら長く乗り続けることは、今あるクルマを大切に乗り継いでいくという考え方にマッチしています。

7. 適切なメンテナンスで長く乗り続ける

適切なメンテナンスを行いながらクルマを長く使い続けることが、結果的にトータルコストを抑える最良の方法です。上記したように、BrummBoooが提唱する「自分らしいクルマ生活を楽しむ」ためには、今あるクルマを大切に乗り続けることから始まります。その中でもメンテナンスはクルマの状態を維持しておくためには重要であることに加えて、メンテナンスを通じてオーナーがクルマに対して愛着が湧くことでクルマを大切に扱い維持することが楽しくなる、というプラスの効果があります。単なる道具としてではなく、家族やパートナー・友人との大切な時間を作ってくれる相棒として見ることができることこそが、これからのクルマ生活を楽しくするコツなのだと思います。

定期的なメンテナンスの重要性

定期的なメンテナンスは、クルマの状態を良好に保ち大きな故障を未然に防ぎます。そのためには自分で興味関心を持つ、ということが第一歩として必要なアクションです。BrummBooo Driving Societyはそんなユーザーに興味関心を持ってもらえるような、ユーザー視点でコンテンツを提供しています。BrummBoooライブラリにある記事はどれも基本だけれどユーザーにとっては新しい発見のあるコンテンツです。BrummBoooライブラリのコンテンツに定期的に目を通し、ご自身のクルマの定期なメンテナンスの気づきとしてご活用ください。

早期の問題対処

小さな異常を早期に発見し、迅速に対処することで大きな出費を抑えることができます。そのためにも、クルマに興味を持ち続けること、そして、ちょっとした異変を相談できる整備工場とのコミュニケーションが必要です。

適切な使用と保管

過酷な使用を避け、適切な方法でクルマを使用します。過酷な使用とは、何も無茶な運転や悪路を走ることだけではありません。一番過酷な使用とは、適切なメンテナンスをせずに使用し続けることです。クルマは機械である以上、適切なメンテナンスは必要です。ノーメンテナンスが当たり前、だと考えず、ノーメンテナンスは廃車へ加速させていると捉えましょう。また、保管にも気をつけるようにしましょう。特に外装の痛みは紫外線や塩害・酸性雨、塗装の経年劣化によるものが多く、駐車をしているだけで進行します。長期にわたってクルマを使用しないような場合は、屋根付き車庫でなかったとしても、適度にカバーなどを使用するなどして紫外線や塩、酸性雨などから守るようにしましょう。

8. まとめ

クルマの維持費を抑えるには、自動車保険、車検、燃料費などの各項目について賢い選択をすることが重要です。適切なメンテナンスを行いながらクルマを長く使い続けることが、結果的にトータルコストを抑える最良の方法です。初期費用や短期的な維持費だけでなく、クルマの寿命全体を通じたトータルコストを考えることが大切です。クルマは単なる移動手段ではなく、私たちの生活を豊かにする大切なパートナーです。賢い維持管理で、その価値を最大限に引き出しましょう。