BrummBoooファシリテーターの松岡直紀です。みなさん、最近板金屋さんでは、ボディの大きな凹みを修理するようなことが少なくなっている、ということを聞いたことはありませんか?これは衝突安全装置の装着が進み、クルマがぶつからなくなったからなんです。クルマの安全性は、運転者だけでなく、同乗者や道路上の他の利用者にとっても非常に重要です。近年、クルマの安全装備は急速に進化しており、最新の車両は多くの先進的な技術を搭載しています。安全装置は日進月歩ですし、どの安全装備が付いているクルマを選ぶべきかは、非常に悩ましい問題でもあります。今回は、最新のクルマの安全装備についてに加えて、中古車を選ぶ際に必要最低限の安全装備を紹介していきたいと思います。
<免責事項は当該文章最下部に記載されていますので、あらかじめお読みください。>

目次
- 最新のクルマの安全装備
- 中古車選びのための必須安全装備
- 価格と安全性のバランスを考える
- まとめ
- 免責事項
最新のクルマの安全装備
最新のクルマは、多くの先進的な安全技術を搭載しています。これらの技術は、運転者をサポートし、事故を防ぐために重要な役割を果たします。もちろん、技術は日進月歩ですし、またすぐに新しい装備が導入されていきます。一番安全なクルマは最新のクルマであることは事実です。ただ、クルマは頻繁に買い替えるものでもありませんから、常に最新の安全装備が付いているクルマに乗れるわけではありません。
運転支援システム(ADAS)
ADASとは、運転者をサポートし、事故を防ぐための先進的な技術です。具体的には、アダプティブクルーズコントロールやレーンキーピングアシスト、自動緊急ブレーキなどがあります。これらのシステムは、カメラやセンサーを使用して車両周辺を監視し、運転者の行動を支援します。ADASは自動車業界では一般的に使用される用語ですが、一般消費者にはあまり知られていないかもしれませんが、クルマの安全性を向上させる非常に重要なテクノロジーの一群です。
自動運転技術
自動運転技術は、人間のミスを減らし、事故を防ぐために重要な役割を果たします。2025年の車両では、部分的自動運転から完全自動運転まで、さまざまなレベルが提供されています。これらの技術は、センサー、カメラ、レーダー、LiDARを組み合わせて環境を正確に認識し、車両を安全に操作します。
車両とその周囲との情報交換技術
最近の車両には、他の車両や歩行者、道路のインフラストラクチャとリアルタイムで情報を交換する技術を持っています。これにより、事故を予防したり、交通の流れを改善することができます。この技術は、V2X(Vehicle-to-Everything)と呼ばれていますが、こちらも一般的な用語ではないかもしれません。ただ、安全性や効率性を向上させるために非常に重要です。
AIと機械学習
AIと機械学習は、車両の安全性をさらに高めるためにこれからのクルマに盛んに使用されていくことになると思います。これらの技術は、センサーからのデータを分析し、運転者に警告を提供することで事故を予測・防止するなど、その場に応じた対応がクルマ側で行ってくれるようになります。前述したADASの機能を向上させて、AIと組み合わせていくことが求められています。
中古車選びのための必須安全装備
それでは、BrummBoooとしておすすめしている中古車についても安全装備について具体的に考えていきましょう。新車の場合は最新の安全装備を考えればいいですが、中古車を選ぶ際には、販売されている車両の安全装備装着状況がバラバラのことがほとんどです。ですので、中古車を選ぶ際には必須の安全装備は何か?ということに触れていきたいと思います。もちろんこれらの装備で充分というわけではなく、先進の装備が付いている方が当然安全性が高いということはご理解ください。下記している安全装備は価格と安全性のバランスを取る上でも必須と言える安全装備です。
エアバッグとシートベルト
ほとんどのクルマが付いていると思いますが、エアバッグとシートベルトは、衝突時の保護に不可欠です。特に、前方エアバッグやサイドエアバッグが搭載されている車両を選ぶことが推奨されます。
ABS(アンチロックブレーキシステム)
ABSは、急ブレーキ時にタイヤがロックしないようにし、車両の制御性を維持します。特に、滑りやすい道路で効果的です。このシステムもほとんどのクルマに装着されていると思いますが、時々不調のクルマもあるので選定する際には注意が必要です。
ESC(電子制御式スタビリティコントロール)
ESCは、車両が滑走しないようにするために、センサーを使用して車両の動きを監視し、必要に応じてブレーキを掛けます。2012年以降の車両には標準装備されていますので、こちらもほとんどのクルマが装着されていると思います。
アダプティブヘッドライト
アダプティブヘッドライトは、ステアリングの方向に応じてヘッドライトを調整し、夜間や悪天候時の視認性を向上させます。この装備は付いていないケースが出てくる可能性が高いです。なくても不自由しないかもしれませんが、夜間の右左折時に死界をなくすことは非常に重要です。
トラクションコントロール
トラクションコントロールは、車輪のスピンを防ぎ、滑りやすい条件での安定性を高めます。こちらもESCに比べると装着されていないクルマに出会うこともあるかと思います。スポーツカーや大排気量のモデルを乗りたい場合、安全性に大きく寄与する装備なので、必須とさせていただきました。
価格と安全性のバランスを考える
最新の車両は非常に安全ですが、車両本体価格が高く、今後も高くなり続けることが予想できます。BrummBooo的視点では、自分らしいクルマライフを選ぶためには、価格と安全性のバランスが取れた中古車を選ぶことも重要です。中古車を選ぶ際には、必須の安全装備を確認しつつ、予算に応じた選択肢を検討することが大切です。安全性を確保しつつ、経済的な選択をすることで、安心してクルマライフを楽しむことができます。自分に合ったクルマライフを選ぶことで、安全で楽しいドライブライフを楽しみましょう。
まとめ
クルマの安全性は、運転者にとって非常に重要な要素です。最新の安全装備はもちろん便利ですが、価格と安全性のバランスを取りながら、中古車を選ぶことも一つの選択肢です。BrummBooo的視点では、自分らしいクルマを中古車の中から探してくるということが大切です。安全性を確保しつつ、経済的な選択し、メンテナンスを通じて品質を維持することで、安心してクルマライフを楽しみましょう。
免責事項
この記事は、クルマの安全性についての一般的な情報を提供することを目的としています。記事内で紹介されている安全装備や中古車選びのポイントは、参考として提供されていますが、事故や損害が発生した場合には、BrummBooo Driving Societyや記事の作成者は一切の責任を負いません。車両の購入や使用に関しては、個々の状況や法律に基づいて判断する必要があります。安全装備の有無や車両の状態は、事故のリスクを減少させる手段として重要ですが、事故を完全に防ぐことはできません。また、車両の安全性は、運転者の注意や適切なメンテナンスも含めて、多くの要因に依存します。したがって、運転時には常に注意を払い、安全運転を心がけることが重要です。この記事を参考にして車両を選んだ場合でも、事故や損害が発生した場合には、購入者や使用者が全責任を負うものとします。